2024/09/14
確定拠出年金ってな~に?
確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)は、
個人や企業が拠出する金額が確定しており、
その運用結果に応じて将来の年金額が変動する年金制度です。
日本では、
主に「企業型確定拠出年金(企業型DC)」と「個人型確定拠出年金(iDeCo)」があります。
特徴
1. 拠出金の確定
毎月、決められた額を積み立て、運用商品(株式、債券、投資信託など)を選んで資産運用を行います。
2. 運用リスク
運用結果によって将来受け取る年金額が変動するため、運用リスクは加入者が負います。
3. 税制優遇
拠出金が所得控除の対象となるなど、税制上のメリットがあります。
【企業型確定拠出年金(企業型DC)】
◎企業が従業員のために導入する年金制度で、企業が拠出金を拠出しますが、従業員自身が運用商品を選択します。
◎将来の年金受取額は運用成績に依存します。
◎企業が一定額を毎月拠出するため、安定した積立が可能です。
【 個人型確定拠出年金(iDeCo)】
◎個人が自分で拠出し、自ら運用商品を選びます。20歳から60歳までの人が加入可能です。
◎毎月の拠出金額は自分で決めることができ、税制優遇が受けられますが、原則として60歳になるまで引き出すことはできません。
《メリット》
◎税制優遇:拠出金が所得控除となり、運用益も非課税です。また、年金を受け取る際にも税制優遇が適用されます。
◎老後資産の形成:自分で運用方法を選択できるため、長期的な資産形成に役立ちます。
《デメリット》
◎運用リスク:運用成績が悪ければ、将来の年金受取額が減少する可能性があります。
◎長期間の資産拘束:原則として、60歳まで引き出すことができないため、資金が拘束されます。